ケトジェニックは最後のカード!?
糖質摂取の割合を、総摂取カロリーの10%以下にするのが、ケトジェニックダイエット(通称ケト)です。
平均的な日本人は、総カロリーの60%前後を糖質から摂っています。
逆にケトは、カロリーの60%以上を、脂質から摂取する方法です。
(糖質以外の残り30%ほどは、タンパク質から)
糖質が枯渇した体内では、非常時のバックアップシステムが起動し、脂肪から作られるケトン体を、主なエネルギーにする体制が整います。
蓄えられてた体脂肪が、ピンチの体を救うため、どんどん分解されてくイメージです。
およそ3〜10日の厳しい糖質カットで、ケトン体がメインで使われる状態(ケトーシス)が、完成するとされています。
体が糖を必要としないため、筋肉の分解による「糖新生」が起こりにくいのも特徴のひとつ。
ケトン体は、脳のエネルギーとして使えるので、慣れれば、頭がボンヤリすることもないでしょう。
そのため、絶対に、不足させてはいけないのが、脂質です。
ケトン体回路のスイッチを、常にオンにしておくのに、欠かせません。
さらには、糖質だけでなく脂質まで欠乏させると、体が動かなくなってしまいます。
とはいえ、肉の脂身や揚げ物ばかりの生活は、さすがに抵抗ありますよね?
ケト中は、より良質な、青魚、エゴマ油、アマニ油、ナッツなど、オメガ3系の脂質を、積極的に摂取してください。
オレイン酸の多いオリーブオイルや、中鎖脂肪酸が含まれる、ココナッツオイルもおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※特定の栄養素の過剰摂取は、健康を損なう可能性もあります。
※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。