絶対NG!?糖質と脂質のW制限
早く効果が出やすい糖質制限と、長く続けやすい脂質制限。
どちらも、理にかなった方法です。
ただし、両方を同時に制限するのはご法度。
一時的に体重が減ったとしても、エネルギー不足になりやすく、目標値に達する前に力尽きてしまいます。
摂取カロリー<消費カロリーを前提に、ダイエット中のPFCは、まずタンパク質の摂取比率を、30%に固定してしまうといいでしょう。
たとえば、糖質を総摂取カロリーの10%まで減らしたら、脂質から60%を摂るという考えかたです。
逆に、脂質が全体の10%なら、糖質の占める割合は60%にします。
いずれも、残りの30%がタンパク質からの摂取。
(数字は厳密でなくてもかまいません)
多くの日本人は、主食のご飯に愛着があります。
揚げ物や炒め物を減らし、バターやドレッシングなどを控える脂質制限のほうが、敷居は低いかもしれません。
それでも、しばらく続けると、体重が落ちなくなる踊り場がやってきます。
そのときに、代謝を刺激するカンフル剤として、糖質制限に切り替えてもいいでしょう。
もしくは、体内の糖と一緒に水分が抜け、体重がガクッと下がる、糖質制限から始めるのもひとつの戦略。
初期ボーナスが大きいため、モチベーションを保ちやすいのが特徴です。
一気に目標体重まで持ち込み、その後は脂質制限で維持していくのも、賢い手法だと思います。
いずにしても、糖質と脂質を、同時に制限しないのは絶対条件。
万人にとってベストなダイエット方法は、ありません。
武器になるのは、正しい知識と、試行錯誤の精神です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※特定の栄養素の過剰摂取は、健康を損なう可能性もあります。
※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。