食べるダイエットラボ

全てのダイエッターを応援するブログ/

毒か薬かは使い方しだい!ニンニクを制する者がダイエットを制す?

エジプトのピラミッドづくりに従事する労働者たちに、ご褒美として与えられたのはニンニクだったそうです。

 

約5000年後の現代においても、元気になるスパイスとして人気ですが、じつはダイエットに役立つ成分も備えています。

 

独特の風味をもつ、アリシンです。

 

これは生ニンニクに含まれるアリインに、熱を加えるとできる物質。

 

糖質をエネルギーに変換する栄養素に、ビタミンB1がありますが、水溶性のため、汗や尿に溶けて体外に流れやすいのがネックです。

 

このビタミンと、ニンニクのアリシンが相思相愛。

 

結合すると、脂溶性のアリチアミンという成分になり、糖質の代謝を強力にサポートしてくれます。

 

つまりそれによって、体脂肪が溜まりにくくなると考えられるのです。

 

またアリチアミンの作用で、エネルギーがバンバン作られるようになると、疲労からの回復もよりスピーディーになると想像できます。

 

毎日を活動的に過ごすダイエッターには、耳よりです。

 

ほかにもニンニクに入っているスコルジニンは、血管を拡張して、血液の巡りを良くするとされる物質。

 

酸素や栄養素は、血流によって全身の細胞に届けられるため、新陳代謝も活性化されることは間違いありません。

 

つまりニンニクを食生活に取り入れることで、糖質の代謝や血液の循環がスムーズになり、ダイエットの土台が整備されるのです。

 

そのカロリーは、1片(6g)が8kcalと微々たるもの。

 

糖質も、1.2gと微量です。

 

気になるのは臭いですが、タンパク質とくっつきやすいため、牛乳を食前に飲むと良いとされています。

 

もしくは、「リンゴを食後に食べると効果的だ」という説も。

 

ちなみに、臭いのもとアリシンがタンパク質と結合すると、筋肉の合成に役立つテストステロンが、分泌されやすくなるといわれています。

 

筋肉量を増やしたいダイエッターには、なんとも喜ばしい話。

 

それでも食べ過ぎは逆効果で、胃腸を痛める可能性もあり危険。

 

1日1~2片を目安に、ほどほどに。

 

また、ダイエット以外にも生活習慣病の予防など、様々な効果があるといわれています。

 

アメリカの国立がん研究所によって作成された、デザイナーフーズピラミッド。

 

「がん予防に可能性のある食品」を重要度の高い順に並べたものですが、その頂点に君臨するのも、ニンニクです。

 

古代エジプトの時代から、何かとピラミッドにまつわるスパイスですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


(特定の栄養素の過剰摂取は、健康を害する可能性もあります)

(疾患をお持ちの方、薬を服用中の方は、主治医の指示に従ってください)