もはや新常識!?筋トレの前にプロテイン!
プロテイン摂取のゴールデンタイムは、トレ後30分以内とされています。
ですが、前もって飲んでおくのも効果的。
突然ですが、トヨタの生産工場は部品が必要なだけタイムリーに、各作業場に配布されるシステムです。
各工程ごと過不足なくドンピシャで、材料が手元に届きます。
この手法はジャスト・イン・タイム方式とよばれ、世界中の工場でお手本になりました。
筋トレに話を戻すと、筋肉の部品になるのはプロテインです。
ただし、そのままでは組み込めません。
胃腸や肝臓を通過させ、アミノ酸にまで加工されようやく使用できます。
この吸収と分解の工程には、30~60分が必要です。
また、筋肉の合成力が高まるのもトレーニングを終えて60分後くらい。
その時にアミノ酸が十分あれば、修復はスムーズです。
したがって、トレ終了後は急いでプロテインを摂らないと間に合いません。
筋肉にアミノ酸を供給するのに、摂取は早ければ早いほどいいわけです。
すると、こんな疑問が生まれます。
1種目が終了してからプロテインを飲むまで、すでに60分近くが過ぎているのでは?
開始直後に傷ついた筋肉がアミノ酸を渇望する頃、まだ最終種目が終わってない可能性があるのです。
つまり部位によっては、筋肉が栄養を欲しがるピークタイムを逃してしまってます。
そのため最近では、筋トレ前にプロテインを飲む人が増えました。
スタートの60分前に、体重×0.5gほど摂っておけば安心です。
もし飲み忘れた時は、直前でもかまいません。
その場合は、EAAやBCAAなどのアミノ酸がいいでしょう。
そして終わった後も、30分以内にプロテイン補給すれば完璧です。
やはりタンパク質量にして、体重×0.5gが目安。
これで終盤に負荷をかけた筋肉の補修も、抜かりなくおこなえます。
鍛え終わった部位のケアをしながら、次の種目をこなす。
筋肉が要求したタイミングで、すぐアミノ酸が供給される。
筋トレ前のプロテインは、1種目たりとも無駄にしない、栄養補給のジャスト・イン・タイム方式といえるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※特定の栄養素の過剰摂取は、健康を損なう可能性もあります。
※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。