ダイエットは秒で動け!現状維持バイアスの巧妙な罠
「ダイエットは明日から」の、明日は永遠にやってきません。
「現状維持バイアス」が働くからです。
時間をかけて考えると、やらない理由ばかり出てくる。
そんな、経験ありませんか?
挑戦して手に入れるより、失敗して失くすほうを、脳は重大と感じます。
たとえば「1万円を拾った」と、「1万円を落した」経験を比べると、失ったほうを長く覚えているのです。
失敗や挫折を、極端に避けたがるのは、自然な脳の機能ともいえます。
人類史の、ほとんどを占めるのは原始時代。
当時は、新しい土地に移動するのも、命がけでした。
ケガ、天候、飢え、外敵など、様々なリスクがあったからです。
そのため、「冒険はしない!安定こそがベスト!」という、脳内プログラムができたとされています。
それが「現状維持バイアス」の起源です。
バイアスとは、考えの偏り。
「明日からダイエットしよう!」と決意しても、脳内の原始的な部分は嫌がります。
だから、やらない言い訳ばかり、浮かんでくるのです。
本能にブレーキをかけられては、なかなか前に進めません。
気持ちに「待った!」がかかるより先に、動きましょう。
最初の一歩は、ベイビーステップでOKです。
テーブルのお菓子を、片づける。
「ダイエット動画」を、検索する。
目的をもった行動は、脳の報酬系を刺激します。
側坐核という部分から、やる気ホルモンのドーパミンが分泌され、気分は徐々に高まるはず。
じっくり戦略を練るのは、あとからでも遅くありません。
「現状維持バイアス」は、ダイエットに仕掛けられた落とし穴。
原始の脳に捕まる前に、行動です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。