インスリンは肥満ホルモンにあらず!?
「肥満ホルモン」という不名誉なあだ名のインスリン。
ダイエッターの敵と、みなされがちなホルモンです。
でも、じつは体にとって不可欠な存在。
血糖値を下げる、唯一のホルモンだからです。
(ちなみに、血糖値を上げるホルモンは数種類あります)
血液中に増えすぎた糖は、インスリンによって、まず筋肉や肝臓に運ばれます。
筋グリコーゲンや肝グリコーゲンとして、備蓄エネルギーになるためです。
もしインスリンがなければ、血液内にあふれた糖は、血管をボロボロに傷つけてしまいます。
つまりインスリンが「肥満ホルモン」に化けるのは、血糖値が急上昇したときだけ。
大パニックのさなか間違って、血糖を脂肪細胞に投げ入れてしまうからです。
ようは接し方しだいで、敵にも味方にもなるホルモン。
適切に扱えば、けして暴走はしない良い子です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※特定の栄養素の過剰摂取は、健康を損なう可能性があります。
※薬を服用中の方、持病のある方、妊娠中の方、健康に不安のある方は、まず医師にご相談ください。