ジムの三日坊主に効く！？

ジム通いが続かない三日坊主でも、自分を責めないでください。

そもそも「やる気」には、ほっておくと尻すぼみになる性質があります。

ある統計によると、ジム入会後でいちばんツラいのは「ジムに行くか止めるか、迷う時間」だそうです。

入会から1〜2週間は、気持ちが高ぶり、ワクワク感が続きます。

でも、2〜3ヶ月後は、どうでしょう？

「寝不足だし、、、」「仕事が忙しい、、、」など行かない理由が、次々と出てくる。

そのうち「行く？でもなぁ、、、」の押し問答に疲れてきます。

やがて足が遠のいて、幽霊会員となったのち、退会届にサインしながら、自己嫌悪になるのがお決まりのパターン。

フィットネスクラブの、退会率を知っていますか？

月5％前後です。

会員数3000人規模のジムなら、毎月150人ほどがやめていく計算。

やむにやまれぬ事情を別にすれば、退会理由のほとんどは「やる気がなくなったから」でしょう。

続かないのは、あなただけじゃありません。

じつは、やる気には2種類あります。

「テンション」と「モチベーション」です。

ジムに入会後しばらく楽しいのは、テンションが高いから。

スタートで勢いがつくのは、やる気に爆発力があるためです。

ただし、長くは続きません。

いっぽう、モチベーションは暖炉の種火。

チロチロと、小さく長く燃え続けます。

時々は薪をくべ、ちゃんと世話してあげれば、いつまでも消えることがありません。

テンションをモチベーションに育て、永続させる刺激はふたつあります。

「中間目標」と「自分へのご褒美」です。

まず中間目標として、成功率50％ぐらいの課題を、いくつか設定します。

例えば「今月は週に1本、スタジオレッスンに出る」「今週は合計120分、エアロバイクを漕ぐ」など。

ひとつずつクリアし、プチ成功を味わうことで「自己効力感」は上がるはず。

「意外にデキるかも！」の感覚がじわっと、湧いてくるのです。

もし達成できなかったら、いったんハードルを下げ、成功率70％の目標に変更します。

それでも失敗するようなら、もっと簡単な内容にしても大丈夫。

目的は、絶え間ない、自己効力感の育成です。

さらに自分へのご褒美は、物でも食べ物でも何でもOK。

1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、、、節目ごとに、継続できた褒美として、自分が嬉しいことをします。

焼肉でも、化粧品でもかまいません。

我慢せずに、制約をもうけずに、何でもアリです。

「中間目標」と「自分へのご褒美」のフル活用で、ただのテンションだったやる気は、モチベーションへと昇華。

2種類の燃料を注ぐことで、やる気の炎は燃え続けるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※各ジムのルールにしたがい、感染症対策をしたうえでご利用ください。

※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。